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これは氷の惑星アースと金の惑星ガイアの物語・・・。
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総合計6人となった一同は木の蔦のようなものの道筋をたどっていく。
「あれ…なんか遠くに大きい樹が…」
「あ、こら!エーコの家はそっちじゃないんだからね! そっちはイーファの樹!」
「…イーファの樹?」
「聖域じゃないのか?」
男二人に質問され、自信気にエーコは言った。
「それはドワーフの人達がそう呼んでるだけで、エーコ達はイーファの樹って昔から呼んでるんだ」
「ふーん…」とジタンは興味がなさそうに言ったが、シガンは少し考え込んでいた。
(『あの人』が作るにしては妙なものだな…。 果たしてあれは『あの人』が作った建築物か、それとも…)

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聖地というのは特定の宗派、信仰者にとっての本拠地や拠点となる寺院や教会や神殿のあるところ、またはその宗教の創始者に纏わる重要なところ、あるいは霊や魔や魂の集まるところともされている。
大体そういったところに巡礼するのが主なのだが・・・このコンデヤ・パタはそうではなさそうである。

聖地とは誰が云い始めたのか。
そして聖地とはいったい何か。

 

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どしんどしん、とガルガント達はジタン達を乗せて洞窟内を走行していた。
「なぁ、フレイア。 なんでお前から見たら、フレアの親父さんが「おじさん」になるんだ?」
「うーん…。それはね…」
「うんうん」
「乙女のひ・み・つ!」
にこりと微笑むフレイアに対し、がくりと肩を落とすジタンだった。
「それよりもほらほら、出口見えてきたよ!」
少女が指差す先にはきらりと陽の光がさしていた。

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「匂いアルよ。カエルの匂いがするアルよ」
そう言いながらクイナはその大きな身体とは裏腹に、素早く走っていく。
「カエルはいいから外側の大陸への入口を探してくれよ。恐らくは此処にあるはずなんだから」
「カエルはこっちアルね!!」
目的のカエルのためにいざ!という気分なのかかえるにだけ目を奪われる哀れなクイナ。
「お、おいクイナちょっと待てったら!!しょうがないなぁ、全く…」
食欲豊富なのはいいが、しっかりと物事を探して欲しかったジタンであった。

 

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西に広がる大きな沼。
そこにはク族という種族が住んでおり、その種族は食に生きがいを求めていると言い伝われている。
特徴は大きな体とその長い舌。何故か皆コックの帽子を被っており、食べられる物ならなんでも食すある意味凄い暴食者である。

そしてその種族とも思われる人物はその沼にいた。
「腹減ったアル」と呟きながら。


 

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