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これは氷の惑星アースと金の惑星ガイアの物語・・・。
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窓際から日がさしてき始めた頃・・・一人の少女が目を覚ました。
「ん・・・」
眩しさのあまり、目が覚めてしまった少女は あたりをきょろきょろとする。

4つあるベッド・・。
しかし、人の気配が無かった。


「ふあぁ・・」
思わず欠伸をしてしまうほど眠っていた事は明らかである。
森から・・あの霧から抜け出した後はどうなったのであろうか・・?
それよりもなによりも。ジタン ビビ ガーネット リズ スタイナーは何処へ??? 

少女が目覚めた場所は村の宿屋だった。ドアからひょこっと宿屋の亭主を見つめる。
どうやら眠っているらしく、ぐぅぐぅ という音がする。
「・・・・・・」
ついには亭主の所まで来てしまった少女。
「・・・・・よく眠ってるなぁ・・」
と ボソっと声を発した時。
「・・・・あ・・・すいません・・また眠っていました・・」
それが、客に対してする行動なのだろうか と考えてしまう。
「私の仲間は何処に行ったか知らない?」
そんな単純な言葉に亭主はびくっと身体を微妙に振るわせた。
そう少女には見えた。
「この村 ダリの探索に出かけましたよ?」
「ほう、ありがと」


(・・・・・)
少女が考える事はただ一つだけだった。
怪しい・・・。
単純に ただ仲間は何処に行ったかという言葉に反応し、
そして落ち着きを払ったかに言った「この村の探索」・・。
ガーネットは一国の王女だぞ?
それなのに探索とは・・・。
(怪しいにも程があるな・・・ん?)

少女の足元には一匹の猫がいた。
「なー」
「かわいいなぁ~」
「珍しいなぁ そいつ人見知りなのに・・ ほら穣ちゃん!小魚!そいつに餌を与えて欲しいんだが」
「分かった ありがとう!」

(よし成功! ちょっとお借りしますか!)
そう思って宿を取ってある部屋へと戻っていった。

 (さてまずは・・無音(ノクターン)の結界からだな)
そう言って霧のような結界が張られる。
これで他人には猫と少女の話は聞けないようになる。
「なーなー」
「おぉ・・ごめんよぉ もうすぐやるから 
瞳を知り尽くす獣の力よ・・・いざ主の元へと誘い尽くせ・・ ラフトーン!
きゅん という音を立てた後、変化は起こった。
「な・・なにがおこったんや??」
動揺を隠せない猫。
「お 我ながらきちんと成功したなぁ」
「あんた一体何者や!!」
「私か? フレアというんだ」
「!!!!! フレアって・・・あの力の神 フレア=リヴァイス???」
「そう そのフレア」
「・・・・・・申し訳ありませんでした」
「畏まらなくてもいいから。 この町の事を全部言って欲しいんだけど。 君は知っているはずだ・・。あの亭主の反応の真実を」
「・・そこまで分かっているなんて・・分かりました、お話します。
この村は本来ならば大きな畑があったのですが、 アレクサンドリアの命令で・・というよりも この村の金儲けの事で 畑は無くなり、村の下で何かを作っているらしいのです」
「・・・村の下? なにを作ってるんだ?」
「人形です」
「人形???」
「そう、 黒魔道師団と呼ばれる『人形』をつくっているんです。 そして・・貴方方の連れの『人形』が・・村の者に捕らわれて・・」
「・・・それは ビビのことか?」
「・・貴方方の連れの一人がそう言っておりました・・ 多分その人です」
「・・・・・・ビビが『人形』・・・?」
そんなのありえないし、感情がこもっている人形なんて聞いたこと無い。
ましてや、今の技術でこんな物が作れるのだろうか・・・?
「まぁ、ありがとう。一応この村の探索にでも出かけるわ」
「・・・お気をつけて・・」
「元気でね!」
「は・・・はい!」
そう言うと、猫を亭主に返し、宿の外に出て行った。

 (あ・・変な奴がこっちに向かってくるよ!)
(急いで隠れろ!後に大変なことになるぞ!)
「ん?なんだこれ」
フレアの目の前には でっかい樽があった。
「なんでこんなものがここに?」
がたっ。
樽が動いた。
「・・・・リズ?」
がたたっ
「フレアー・・助けてくださいー・・・」
「! フレアか!!」
「お・・お姉ちゃん・・?」
「・・フ・・フレアさん・・・」
「助けるけど、頭 下の方にしといて!! 上切り取って転がすから!」
そういって フェアリーソードを手にする。

ざんっ。
ぱかりと上が切り取られ、 ずてん と樽は横になった。

「大丈夫だったか?リズ」
「ええ・・ありがとうです」
「ダガー平気か?」
「ええ、なんともありませんよ?」
「ダガー???」
「そう、これから国境越えするから偽名で何とかすることになったんだ」
「国境越える事になったのか!」
「・・・やっぱり反対か・・?リーズは どちらでも と曖昧な事を言うし」

「リズ」
「はい?」
「この旅に付き合っちゃあいけない? どちらにしても、ダガーを守るといっちゃったけど」
「どちらでもかまいません。私はただフレアについていくだけです。フレアがいると、旅は面白いので・・」
「さすが、リズらしいや。 ということで一緒に国境越えするか-」
そう言った途端。

 一つの雷がフレアたちに走ってきた!
集中された雷は一気にジタンたちの所へと降り注いだ。
「わっ」  「きゃっ」

「ふふふ・・・探したぞガーネット姫・・・」
そう言ったのは黒く不気味な頭に羽を持つ者だった。
「女王陛下が城でお待ちだ!」
「・・・お前ら、城の奴だったのか!?」
とジタンは驚く。
「??? 一体どういうことですか?」
「氷の洞窟でダガーさん達が倒れてた時、同じ者に襲われたのですよ」
といつものまったりとした口調はなく びしっというリーズ。
「お前達が・・・1号を? 我の名は黒のワルツ2号!1号などただ単にブリキであるに等しいわ!!抵抗など、考えるだけ無駄だ! さあガーネット姫-」
そう言い、ダガーに近づいていく。
それでもダガーは抵抗をする。
「嫌です!私は帰りません!!!」
「従わないつもりか? 辛い目に遭うぞ?」
ダガーの前に立ちはだかるのは 何処からか走ってきたスタイナーだった。
「待たれよ!姫様をお連れするのはこのスタイナーの任務である!」
「ククククク! そんな事知るか!我が任務の邪魔はさせん!!邪魔者は死ね!」

「あー・・・あのさー・・・」
そういうのは ほぼ呆れた状態のフレアだった。
「まぁ・・ちょっと身体動かしたいから、皆 防御でもしてくれないかな?」
そういって身体を伸ばす。
「フレア・・?」
「それにジタン達でも雑魚の奴だし-」
「なんだとっ  貴様! 何者だ!!」
「ん?そんなのいなくなるブリキに教えるつもりは無いよ?」
その『ブリキ』という言葉で一気にバーサク状態になる黒のワルツ2号。
「ぶりきだとぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」
そういって無詠唱でサンダラを撃つ。
「遅い遅い  だからブリキだっていったんだよ」
そういって黒のワルツ2号の懐へと走っていった。
それはまさしく、獣のような素早さで。
「覇斬」
フレアがそう言った瞬間。
黒のワルツの身体は分解され、見事にチリとなり消えていった。


「・・・・一体何が起こったのでありますか・・」
呆然となった一同。
一人だけ「流石フレアです!」と絶賛しているのがいるが・・。
「うーん、なかなか好調だな」
とりあえず・・・
「ジタン」
「?」
「これに乗っていかないか?」
そういい、フレアが指差したのは偶然にも似た形で放置された飛空挺。
「飛空艇ならリンドブルムも遠くありませんわ!いえ、遠くないわ!」
「で・・・リンドブルム・・ってどこ?」
そう疑問に思ったフレア。
「アレクサンドリアの国境を越えるとリンドブルムという国に入るそうなのです。そこをどうやって抜けるか考えていましたが・・」
そう言い、リーズは飛空挺を見つめる。
「これならすぐにでも抜けれると思いますね」

「飛空艇に乗せてもらえるよう頼んでくるから、待ってて欲しいんだけど・・」
「じ、自分が頼んでこよう!」
意外にもスタイナーがそう言ったのである。
珍しそうに見つめるジタン。
「へぇ、おっさんが? どういう風の吹き回しだ?」
「ひ、姫様の事を思えばこそである! 貴様のためではない!!」
そう言って飛空挺の方に走り去っていってしまった。

思いつめた風にダガーは言う。
「・・・ジタン、この飛空艇は本当にリンドブルムに行くのでしょうか?」
「間違いなくアレクサンドリア城行きだろうな」
「どうして・・!? ジタンも『乗ろう』って・・」
「大丈夫! オレが何とかするよ!それよりも・・」
フレアとリーズを見つめる。
「君達は何で付いて来るんだ?」
前々からいいたかった言葉。
何故、こんなに巻き込まれるのがすきなのか・・・。
「まぁ・・」
フレアとリーズは顔を見合わせる。
「おもしろそうですから というのが私たちの本性ですかね」
と、にっこりと微笑んでいったのはリーズ。

その言葉を聞いてジタンは絶句し、思わず膝をついた。

 

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