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これは氷の惑星アースと金の惑星ガイアの物語・・・。
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ごそりと置かれる大量の箱。
何やら文字が書かれているようだが、それを見ることは出来ないし、いずれもガーネットが読めない文字だった。
それを大量に置いたその人は、『申し訳なかった…』と謝罪の言葉を表した。


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熱いものが触れた様な気がして、フレイアは意識を取り戻した。
まるで荷物を持つかのように抱えられているようで、意識があっても体が動かないし、朦朧としているので動くことが出来ない。
ふと、意識を失う瞬間に掌に握ったものがあったのを思い出した。
それは咄嗟の事だったし、この世界にとってはあまりにも負荷が強いかもしれないが…。
それでも、と希望を残す意味で掌にあるそれをぽろりと地面に落とした。
それからのフレイアの意識はない。


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静かに『フレア』は目を覚ました。
その目の前には久しぶりに見る最も大好きなヒトの姿。
【お早う。 良く眠れたかい?】
頭の中に響き渡る声に懐かしいと思いながらも、そのヒトの腕を握り締める。
珍しい『フレア』の行動にそのヒトはきょとんとした顔をしている。
そんなヒトに対し、『フレア』はチカラを込めてこう言った。
「お願い、リヴァ。 もう一人の私が壊れそうなの!」

 

 

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「ここが…ジタン達が言っていた沼地か…」
周囲を見てシガンは溜息をついた。
辺り一面沼に覆われているフォッシンル・ルーの出口。
確かに沼地だとは聞いていたが、これ程とは思ってもみなかった。
慣れない沼地に足を取られながらもシガンは歩いていると、疾風が通った。
否、それは疾風ではない。一瞬一瞬をよく見てみると…。
「サクリティス…リヴァイア!」
燃えるような瞳に尾まである鬣…間違いない。フレアの内に宿る炎獣だ。
炎獣は咆哮をあげながら、北へと駆けて行ってしまった。
それを必死に歩いて追いかけようとする一人の女性の姿をシガンは見つけた。
「どういうことだ。 リーズ」
意外な人物にリーズは驚愕した。
「貴方は…!」
「フレアを迎えに来たのだが。 何故、サクリティスになって走っていった? 一体何があった?」
「迎えに…?」と言うリーズの疑問にシガンは「向こうでジタン達と出会った、といえば話は早いか?」と答える。
「!! そうですか…あの人達と出会ったのですね」
実は… とリーズはほんの10分前の出来事を話し始めた。

 

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